テーマは
「方法論のフロンティア」
■内容について
過度に細分化された現代の社会学において、社会学が有する潜在力を発揮させ、
社会学自体をも自己革新してゆく方法論は可能なのか。
例えば、当事者の言説の有用性は無視しえないものの、それだけでは社会学は成立しないのではないのか。高度な解析や緻密な記述は、何れも妥当性と信頼性の共存を保証しないのではないのか。ヴェーバー、デュルケム、ラザースフェルド、ガーフィンケル、ルーマン、見田宗介らは、みな、読み間違えられていたのではないのか。
今号では社会学方法論におけるリニューアルの起点となる論文を求めます。
そして、これとは別に、いま現在論じるべき自由論題の論文も募集します(第2号以降も継続予定)。
方法論のフロンティア
質的研究、事例研究、計量分析、データサイエンス、歴史研究、文献研究等々、投稿論文で言及する方法、方法論の種別や性質は問いません。
新世代の研究者、新時代の社会学に相応しく望ましいかたちの方法論ならびに技法・研究法等の新提案、その有効性を明示し普及を目指した具体的な研究、あるいは、研究動向の紹介など、方法論のフロンティアに係わる論題であれば何れも大歓迎です。
自由論題
『ソシオロジスト』は、社会学ジャーナリズムを目指すゆえ、既存の学術論文の要件に加え、如何に世の中に意味を持つのか(社会的イノベーション)、当該領域もしくは社会学を専攻する研究者ではない広範な読者層に遡及、理解、利用可能であること(可読性と汎用可能性)、を特に重視します。後述するエントリーシートでは必ずこれらの点に言及なさってください。
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